【雑記】妄想代理人。

今敏監督のアニメーション「妄想代理人」を見終わりました。「千年女優」「PERFECT BLUE」「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」はもう見ているので、（知っているだけの）すべての監督している作品をみました。人の一つの体とか、一つの社会とか同時に潜んでいて見えにくくなっているはずの相容れない文脈を表現するものが多くて、そういうのを難しくなく視覚的にわかりやすく表現してくれるところがとても好きなのです。彼の作品の魅力は、作品それ自体を深読みするのではなく、自分が深読みした社会や人間性などを、わかりやすく見せてくれるところにあると思います。そして、絵がとても奇麗。

今回見た妄想代理人は、不思議といえば不思議、わかりやすいといえばわかりやすいアニメでした。とてもよかったのでおすすめです。