デザインに関わる仕事がしたいと思って今の仕事に就いたので、これからもやっぱりデザインに関わっていきたいとは思っている。いちおうデッサンの練習もしてみたりもしたけれど、それはあくまでデザインのプロセスを理解したい(デザイナーの気持ちとか理解できるんじゃないかと思った)という目的だった。肝心のビジュアルデザインのセンスみたいなのは学生時代にポスターつくったりパンフレットをつくったりしていた経験から、あまりないだろうと思っている。そんなこんなで、かなり表面的ではあるけれど、自分の時間を使っていろいろとつまみ食い的に勉強してみたりした結果、何となくだけど自分のやりたい方向性が見えてきた気がする。
ビジュアル的なデザインではなく、機能的な部分のデザイン(設計)をいろいろなアプローチからしていきたいと思っている。もちろんこの機能的な部分がビジュアル的なデザインに及ぼす影響は大きいと思っているし、機能のデザインによって、表現の可能性を拡げる事も逆に縮めてしまう事も可能だからだ。
今、勉強したい事(している事)を大まかな分類に分けると、
・人間からのアプローチ
・環境からのアプローチ
・モノの仕組みからのアプローチ
というものである。
「人間からのアプローチ」は、神経科学のような生物学的な部分だったり、自分の実際の生活や運動のなかで体験したものから見えてくるものから。「環境からのアプローチ」は、生活空間や街、コミュニティから見えてくるものから。「モノの仕組みからのアプローチ」は、プログラミングだったり、UI設計、実際につくった経験やその方法論から。
研究者ではないので、あまり絞りすぎず、自由に勉強していきたいと思ってる。最近見たジャッキーチェン出演の映画「ベストキッド(The Karate Kid)」で印象に残る一言があった。多分これはどんな学びにも共通している事なんだと思うので、心に留めておきたい。
Kung fu lives in everything we do. It lives in how we put on the jacket, how we take off the jacket. It lives in how we treat people. Everything is Kung Fu.
「The Karate Kid」(2010)
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