【日記】2011.3.17

まちはとても静かです。
通勤時間の朝の電車の中や、帰りの電車の中はいつもと変わらず人をたくさん見かける事ができますが、昼間外に出ると恐ろしいくらいにまちが静かに感じられます。実際に静かかどうかは別として、とても静かに感じられるのです。外に出たのがお昼休みじゃなかったからかもしれません。
　いろいろなニュースが入ってくると、そうこんなときだからこそ自分の無知を自覚して、あれもこれも学ばなくちゃいけないって気持ちになってしまいますよね。そういうものの中には、今までたくさんの人が積み上げてきた事だから本当は理解する事は難しいのに、なんだか知っていなくてはいけない気になってしまう事がたくさんあります。
そういえば、以前読んだ「プログラムはなぜ動くのか」と言う本に書いてあったある一節を思い出しました。

OSのおかげでプログラマは楽ができます。ただし、楽をするだけではダメです。なぜ楽ができるか知ってから、楽をしてください。

前後の流れがあるので、少し文脈は伝わりにくいのですが、その前には「その楽ができると言う理由をちゃんと知っていなければ、何らかのトラブルに遭遇したときに、解決するすべが見つからないでしょう」と言った趣旨の内容が含まれています。この言葉が今本当に必要かどうかはわかりませんが、普段気にかけていないような情報に耳を傾けているとそれをひどく痛感する事もあるでしょう。僕たちはいろんなところで楽をしていると。でも実際はそれで何故楽ができるのかはしらないと。
　ただ、そういった部分をすべてを覚えるべき事にしていったとしたら、自分たちの覚えるべきことは、果てしなくとても膨大なモノになってしまいます。知識として知っている事でもそうなのですから、経験によって積まれていくモノならなおさらの事です。それを習得するのにはきっと果てしない時間が必要でしょう。でも、もし、世界がいつも通りならばやはり遊びたいし、休みたいときだってあります。僕は大体そうです。
特別なことがあると、何か特別な事をしなくてはいけないような気になってしまう事もあります。でも、そういった特別な事よりも、自分たちの日々積み上げてきた日常がきっとあるはずだと思うんです。日々積み上げていった事が、たとえそれが今すぐ力を発揮することがなかったとしても、２０年後、もしくはたとえ３０年後だったとしても自分の力の発揮できる”特別な”時に必要に応じて発揮するのが一番いいのではないかと思っています。そうじゃなきゃ、たぶん僕は疲れちゃうし、失敗もしちゃうし、正直役に立たないし。
何を言いたいのかはさっぱりわかりませんが、ふとこういう事を書いておきたくなりました。たぶん、自分に言いたい事なんだと思います。今日はとても月がきれいでした。

【追記】
あ、そうそう。この日記、毎日つける訳ではないのであしからず。しばらくは頻度多めで、あきるまで。