2019年2月11日月曜日

【雑記】OB展によせて

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金曜日からの3日間、自分が大学時代に所属していた加藤研究室のOB展に出展していました。毎年OB展自体は開催しているものの卒業してから9年、OB展には出展したのはこれが初めてでした。今回制作したものは「みんなでつくるまちの音楽祭」という1時間半の動画です。

 4年前から一年に一度渋谷で開催しているまちなかの音楽祭で、ボランティアで運営されているイベントです。ちょうど一年前からOB展に出展することを目標に制作しようと決めて撮影をはじめて、2月から11月までのなかの約40日間のミーティングで撮影をしていたことになります。参加の頻度は人それぞれですし、日程の集中度は違いますが、結果的に週一程度であつまっていたということになります。しかも、みんなそれぞれがこのミーティング以外の時間を利用して企画の準備をしたりミーティングの準備をしたりしているので、もっとたくさんの時間をこのイベントに割いていることになります。それはとてもすごいことだと思っています。

 今回撮影したのはそれほどの熱量を持った活動をちゃんと記録しておきたいという動機があったからです。そして、ちゃんと形にするという部分で加藤研のOB展にいつか出展したいと考えていたことも重なり、モチベーションをもって進めることができました。

大学の時就職活動がなかなかうまく行かず、1年卒業を伸ばしていて、卒業制作としての制作を何度かやったのだけど、そのときを振り返れば本当に心の底からのエネルギーを持って制作できていたかという点では正直結構心残りがありました。当時その時のことを記事(※)にしてくださった方がいて、自分の作品対して「やりきった?というところは、なんとも」という図星な指摘も頂いていたのがとても記憶残っています。もちろんその時はその時で必死に考えて作っていたはずなのだけれど、どこかもやもやしたものが残っていました。

「破壊的イノベーションでキャズム越え」(IT media)

いつか、納得のいくまでやりきったものを改めて展示したい、思っていました。4年前からこのイベントのボランティアスタッフとして活動をはじめて、3年間の活動を通じて「やりたいこと」「やるべきこと」のイメージがちゃんとできたので、形にしてみようと始めたのでした。

80時間以上の動画を、1時間半にまとめました。最初に想定していたものとは違う形だったし、結局「展示」を見る人にちゃんと見てもらえる最高の形にできたか、と問われるとそういう形にはできてはいない思っています。ただ、どのシーンもどうしても必要だったとも思っています。きっともとうまいやり方はあったかもしれないけれど、今の自分にはこれが最大限。力いっぱいできたのでそれでよかったのだと。そして、学んだこともたくさんあった。

編集をしていて感じたのは、記録映像を撮影するという目的で撮っていたので、記憶に残るシーンや、現場の雰囲気がちゃんと取れていてとても良かったということです。たぶん市民イベントをやりたいと思う人には、参考になる内容にはなっているんじゃないかと思います。学びもとても多かったです。

撮影には沢山の人達に協力してもらいました。こんな個人的な動機づけで申し訳無さも感じつつ、今回は思いっきりできたこと、とても感謝しています。